

引っ越し先にガスコンロが設置されていない!コンロを購入しないとダメ?
筆者は過去にガスコンロを購入したこともありましたが、引っ越しの度に不要になったりまた購入したりと、不経済でした。
単身向け物件には元々備わってるとこも多いからね

なので今回はガスコンロは購入せず卓上IHクッキングヒーター(KZ-PH34-K)のみで調理をすることにしました。半年経過したのでレビューします。
卓上IHのみでメインの調理家電として事足りるのか?
この記事はこんな人にオススメ
- 一人暮らしでガスにしようかIHにしようか迷っている
- 賃貸で一口コンロが元々設置されている場合の、追加の調理家電として検討している
- キッチンで立って調理するのが辛い状態の人(テーブルで調理したい人)
- 自動炊飯機能の使い勝手を知りたい人

KZ-PH34-Kを選んだポイント
- 最大火力1400W
- 火力調整7段階
- 静音設計(25dB)
- 白米自動炊飯機能
KZ-PH34-K
外観・デザイン
全てブラックでスタイリッシュです

ボタン周りには点字での表記もあり

付属のコード

仕様
メーカー | パナソニック(Panasonic) |
発売年 | 2021年9月 |
本体サイズ | 幅304mm×奥行345mm×高さ54mm |
電圧 | 100 ボルト |
ワット数 | 75 W |
最大火力 | 1400W(火力調整7段階) |
使える鍋・使えない鍋
〇使える ⇒ 鉄・ホーロー・ステンレス(底が平で直径12~26cm)
✖使えない ⇒ アルミ・銅・多層鍋・耐熱ガラス・土鍋
KZ-PH34-Kレビュー
設置場所
ガスコンロを置くべき場所に簡単な台を作成して置きました。見ての通り、お手入れが楽々です!

台は手作りです。安定性があって燃えにくい素材であれば大丈夫かと思いますが、そこは自己責任でお願いします。
置き場所はキッチンに限りません。どこでも運べるので、車椅子生活の人がテーブルの上で調理するということも可能です。
ただしテーブルだと換気扇がないけどね

火力は問題ない?
調理をする場合はここが一番気になるポイントだと思います。
KZ-PH34-Kは最大火力が1400W。卓上IHクッキングヒーターの中では最大級の火力です。
一般的にガス火とIHの火力を比較すると、こんな感じらしいです☟
一般的に言われる火力 | IHクッキングヒーター消費電力 |
弱火 | 500W以下 |
中火 | 500W~1500W |
強火 | 1500W以上 |
煮物、炒め物
Panasonicの資料によると1400Wは中火の一番強いあたり。実際使ってみると、煮物系は最初にお湯が沸騰するまでにガスよりやや時間がかかる印象ですが、煮えてしまえば問題なし(一度沸騰したら煮物コースで自動調理できます)
炒めものは、一人前なら大丈夫ですが、二人前となると火の通りが遅いです。
やはり大量のものを一度に強火で、という用途にはちょっと物足りないかな。
お味噌汁や煮物は3~4人分まとめて作ります

調理例:肉野菜炒め
写真は20㎝の深型フライパンに満タンに野菜炒めを作ったところです。わかりにくいですが二人前ぐらいの量です(これは具材を投入してすぐの生の状態)野菜がシャキッと炒まらずゆっくり火が通っていく感じ。


オレは炒め物ばっかだし、2人前ぐらいは一気に食べるんだよなぁ
そういう人はガスコンロまたは火力の強い据え置きタイプのIHを検討した方がいいかも

7段階調整の火力
火力が1400Wと強い上に7段階で調整ができるので、ちょうどいい火力に調整できます。


安価な物は段階が少なく、ちょうどいい火力にすることができなくて困った経験があります
熱源のIHコイルが二重に配置されているので、熱が均一に伝わるのもポイント高い!

自動でお米が炊けるので炊飯器いらず
この機能がついていたのも選んだ理由の一つ。炊飯器がかなり古くて買い替えを検討中だったため。
KZ-PH34-Kで炊けるお米は最大で3合。古い炊飯器も単身向けの小さいもので、いつも3合炊くのでちょうどよい。
「炊飯コース」なるものが搭載されていて、火加減おまかせの自動機能で炊き上げてくれます(※使える鍋は、鋳物ホーロー鍋、ステンレス鍋に限られます)

スイッチを入れたら炊きあがるまで放置でOK!はじめチョロチョロ中ぱっぱ…とか火加減の調整は不要!
炊飯器と同じ!と思ったのですが、炊く前に洗った白米を30分~1時間水に浸すというと手間が必要になりました。
とはいえ、炊飯器を置かなくてもいいというのは、狭小住宅に住む一人暮らしにはメリット大です。
ミニマリストの人にもおすすめ!

ごはんを炊いてみた
自動炊飯コースで白米を炊く場合、使える鍋は鋳物ホーロー鍋とステンレス鍋のみになります(内径18~20cm、底径16cm)
それ以外の鍋を使う場合は火加減を自分で調整しなければいけません。
ル・クルーゼとストウブの20cmの鍋はメーカーも推奨しています
私の手持ちの980円のステンレス鍋でもむっちりと美味しく炊けます。

ただ、常に炊き立てを食べたい人は炊飯器を活用した方がいいと思います。一口タイプなので数品を一度には作れないので。

私は白米は一度に炊いて小分けして冷凍しているので問題なし

音はうるさくない?
音も気になる点でした。昔使っていた某メーカーの卓上クッキングヒーターはかなり音がうるさかったんです。
結婚していた頃なので卓上で使っていたのですが、テレビを観ていても会話をしていても、音が気になって落ち着かないレベル。なので静音設計という点は魅力でした。

ただ、今回はキッチンで使っているので換気扇の音の方がよっぽど大きく、IHクッキングヒーターの音は聞こえません。これは盲点でした。

卓上で一人鍋をよくする人には静音機能は必須ですね
ついててよかった安全機能
温度過昇防止機能、空焼き検知機能、切り忘れ自動OFF、鍋なし自動OFF、揚げ物そり鍋自動OFF、小物自動OFFと、どんなにすっとぼけでも危険を回避してくれます。
私は調理した後はほぼ毎回切り忘れ自動OFF機能にお世話になっています。高齢者にもおすすめです!
一人暮らしだと若くても安全って重要!

KZ-PH34-Kのよかった点・気になる点
以下、一人暮らしでメインの調理家電として使った場合の感想をまとめてみました。
よかった点
- 手入れが楽
- 一人分なら作れなくて困る料理はない
- 炊飯コースで炊飯器いらず
- 7段階調整で微妙な火加減の調整ができる
- 安全機能がたくさんついているので安心
気になる点
- 用途によってはメインの調理機器としては火力が弱く感じるかも
- IH対応でない鍋しか持っていない場合は買い替えが必要
- 一品ずつしか作れない

まとめ
半年経過した現在、これ一台で不便を感じずに暮らしています。

もし使ってみて物足りなく感じるようなら、ガスコンロを購入するつもりでしたが、今のところ購入の予定はありません。
賃貸で一口コンロが元々設置されている場合の、追加の調理家電としてもおすすめだし、狭小住宅の場合は、厚さが薄いので普段は収納しておいて、使う時だけ出すという使い方もできます。
とにかくキッチンがスッキリして本当に気持ちがいいです。個人的には大正解でした。

Panasonic製品は長持ちするので今回も大事に長く使いたいと思います