
半分自炊・半分中食の、ゆる~いおひとりさまの筆者が買ってよかった「一人暮らしにちょうどいい230リットル」の冷蔵庫(SJBD23MW)をレビューします。
SJ-BD23Mが一人暮らしに向いている理由
シャープ SJ-BD23MWが一人暮らし向けなポイント
- 幅54cmでコンパクト
狭い設置場所でも置けて、圧迫感も少ない - 冷凍スペースが大きい、3段に分かれている
一人暮らしでは冷凍食品を使いこなすことはかなり重要ですが、この冷凍食品の管理がしやすいんです - 音が静か
寝るとこ、食べるとこ、が同じもしくは近い一人暮らしでは夜中の音も大事

一人暮らし歴通算18年、使った冷蔵庫は6個。色々なサイズを使ってみて、今回は374L→230Lへサイズダウンして購入。今までで一番しっくりきています。
一人暮らしに適したサイズとは?
よく見かける一人暮らし向けの物は容量が小さすぎてストレス、でもファミリー向けでは無駄に大きい。一人暮らしと言っても生活スタイルは人それぞれ。
自炊する人、まとめ買いをする人、自炊してお鍋ごと冷蔵庫に入れたい人、買ったお弁当をそのまま冷蔵庫に入れたい人、冷凍弁当を大量に冷凍庫に入れたい人…など、生活スタイルによって必要な容量は変わります。
また一人暮らしの場合、季節やタイミングで生活サイクルが変わることもあります。

私が20代の頃はお惣菜の文化が今ほど発展しておらず完全自炊をしていましたが、現在は半分自炊・半分スーパーのお惣菜・たまに外食、のゆる~い生活をしています(ご参考に)
150Lでは小さかった
家電店でよく見かける「一人暮らしスターターセット」に組み込まれているサイズの冷蔵庫(150L前後)を使っていたときは、バターや牛乳などの定番の食材や調味料(ケチャップ、マヨネーズ)だけで庫内の2/3ぐらいが埋まっていました。

自炊するには食材が入らないし、買ってきたお弁当やケーキも箱ごと入れられなくてストレスが大きかったです。
ただ、狭い部屋で冷蔵庫の上に電子レンジを置けたことだけが利点でした。
ワンルームに備え付けの50Lぐらいの小さい冷蔵庫だと、霜がついて庫内がどんどん狭くなっていくしね!

374Lは大きすぎた
その後いくつかの冷蔵庫を経て、シャープ の 両開き(どっちもドア) SJ-X370M-S(幅60.0cm 374L) を購入しましたが、一人暮らしで374Lは大きかったです。
小さいよりはストレスはないのですが、冷凍室が大きな引き出し一つなので、食材が管理しにくいなあ、と。
ドアを付け替えせずに、常時どっちからでも開閉できるのは魅力だけどね!

一人暮らしでは冷凍食材をうまく活用することが必須になってくるので、冷凍スペースは大きく、でも小分けされていて、冷蔵スペースもそこそこあるという基準で今回の230Lを選びました。
230L~270Lぐらいの冷蔵庫は、自炊派の人にもそうでない人にもちょうどいいサイズだと思います。
生活スタイルが変わっても使い続けられるので、長く使うことを考えるとコスパがいいと思います。

お菓子作りや、釣りが趣味で釣った魚を大量にストックする、など特殊な趣味がある方は、大容量の冷蔵庫もしくは用途に応じて第二の冷蔵庫を検討することをオススメします
SJ-BD23M
外観・デザイン
高さが166.5cm、幅が54.4cm、奥行きが62.7cm。扉は右開き。シンプルな2ドアでカラーは白。

1Rや1Kの間取りの場合、冷蔵庫の設置場所の限界が幅60cmということも多いです。この冷蔵庫は横幅がスリムなので58.5cmの幅があれば設置可能です。
冷蔵室143L、冷凍室は87Lで3段に分かれています
※お見苦しいですが、実際の使用感が伝わるよう、あえて普段通りの庫内を撮影しています

主な仕様
メーカー | シャープ |
価格 | 各家電ネットショップにて¥65000ぐらい(記事執筆当時) |
発売年 | 2023年12月 |
定格内容積 | 230L |
外寸 | 幅544mm×奥行627mm×高さ1,665mm |
壁ぎわ設置した場合の壁からのスペース | 300mm以上 |
最小必要設置スペース | 幅584mm×奥行675mm×高さ1,765mm |
質量 | 51kg |
年間消費電力量(50/60Hz) | 286kWh/年 |
静音設計 | 約23dB |
SJ-BD23Mレビュー
冷蔵室
取り外して高さが変えられるガラス棚。庫内はLED照明で明るく見やすい。

スイカやメロンを丸ごともらっても、棚を取り外せば収まります
鍋ごと冷蔵室へ入れることも可能

実感としてはよくわからないのですが、プラズマクラスターによって空気は除菌されているらしいです

また、ナノ低温脱臭触媒という機能があり、庫内の匂いを軽減してくれるそうです。
そういえば今回はまだ脱臭剤は使っていないのですが(購入後半年経過)、特に匂いは気にならないので、効いているのかもしれません。
野菜室
冷凍室を大きく取った分、野菜室は専用の引き出しはなく、冷蔵室の一段に収まっています。

大きい冷蔵庫だと、残していた野菜が埋もれてしまって腐らせてしまうことが度々あったので、このぐらいのスペースの方が管理がしやすいです。
最近は野菜は小さく切り分けて冷凍してしまいます。その方が使う量だけ取り出せて便利だし無駄がなくて気に入っています。。
扉裏の収納
ドリンクをたくさん入れたい人はちょっと物足りないかな?350mlの缶は上段、中段に入ります。

自炊派で、開封後の調味料をたくさん入れたい場合は、スペースが少なく感じるかも。
冷凍室
扉を開閉しての3段引き出し。扉を開けてから引き出す、というのが面倒かな?と思ったのですが、特に不便も感じていません。

白米・パン、冷凍野菜、冷凍食品、など食材ごとにカテゴリー分けしてて使えるのでごちゃごちゃになりません。
冷凍弁当もたくさん入ります

※この冷凍弁当の記事はこちら☞冷凍弁当で充実した食生活&おうち時間を手に入れる!
冷凍室の引き出しは丸ごと取り出せます


冷凍室の大きさと使い勝手にこだわったので大満足です♪
自動製氷機能はなし
自動製氷機能はついていませんが、製氷用のトレーが付属しています。

作った氷を下の透明のBOXへ入れるシステム

しかし私は100円ショップで購入した蓋つき製氷トレーを使っています

私は氷をほぼ使わないので、これで充分です。蓋つきなので衛生的だし重ねられて便利です。
自動製氷機能は衛生面で管理が難しいので、最近は自動製氷機能が付いていない冷蔵庫を求める声を多く聞きます

氷ができた時のガラガラって音びっくりするしね
静音設計
期待通り、ほぼ無音です。たまに庫内を一定の温度まで下げるとき?にモーター音はしますが、ほとんどの時間は静かです。
一人暮らしだとスペースの問題から、寝る場所と冷蔵庫の距離が近くなることが多いので、眠りの浅い人は音に注意が必要です。

一人暮らしビギナーの頃、知り合いから貰った中古の冷蔵庫がけっこうな音がして、寝てるときに気になったことがありました。
海外の安い製品って、一年ぐらいするとジーッという小さい音が常時鳴ったりするんですよね(個体によって当たり外れがあるのかもしれませんが)
なので冷蔵庫など長く使う家電は、目先の安さに惹かれず国内有名メーカーの物を買うようにしています。
やはり国内有名メーカーは、長年使ったときにその良さを実感しますね。
また、前述しましたが自動製氷機能がついていると、夜中に氷が出来上がった音でびっくりするので、ベッドと冷蔵庫が近い配置の人は「静か」であるということは重要なポイントだと思います。
SJ-BD23Mと最新機種SJ-BD23Pとの違いは?
変更点
- 省エネ数値改善 ➡ 消費電力量:286kWh/年→283kWh/年、省エネ達成率:115%→116%
- 操作パネルの色調変更:シルバー(SJ-BD23M)➡ ホワイト(SJ-BD23P)
- SHARPバッジデザイン変更 ➡ 小型化

言われても気づけないほどの変更点…。これなら一年型落ちのSJ-BD23Mはお買い得ですね。
SJ-BD23MWの気になるところ
カラーはホワイトのみ
白い壁紙の部屋が多いことを考えれば、圧迫感が少なくていいのですが、できればシャンパンゴールドとかあったらなぁ、と思いました。
結果としては、この冷蔵庫を購入してすぐに引っ越して、引っ越し先にはホワイトが一番合っていたのでよかったのですが。
これは好みによりますね。
冷凍室に小さな引き出しがない
冷凍庫に小さな小物を入れるトレーのような引き出しが無いんです。
これは最後まで悩んだ点ではあったのですが、100円ショップで適当な物で代用できるだろう、と思って妥協しました。
でも結局、冷凍室に小さなトレーを投入することもなく、そのまま使っています。

付属のアイスボックスを小物入れとして使用しています
まとめ
よかった点
- コンパクトで圧迫感がない
- 3段に分かれた冷凍室の使い勝手がいい
- 一人暮らしに合った大きさ(収納量)でストレスフリー
- 自動製氷機能がない
気になる点
- カラーはホワイトのみ
- 冷凍室に小さな引き出しがない

ライフスタイルによって必要な容量は違ってくるので、似たライフスタイルの方の参考になればと思います。